故事来歴(読み)コジライレキ

デジタル大辞泉 「故事来歴」の意味・読み・例文・類語

こじ‐らいれき【故事来歴】

事柄について伝えられてきた歴史。その事の出所経歴など。「寺の故事来歴を調べる」

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精選版 日本国語大辞典 「故事来歴」の意味・読み・例文・類語

こじ‐らいれき【故事来歴・古事来歴】

  1. 〘 名詞 〙 昔から伝わってきた事物についてのいわれや歴史。また、物事がそういう結果になった先例理由
    1. [初出の実例]「我は此辺の故事来歴をも不知程に、何としてせうぞ」(出典:四河入海(17C前)二)

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四字熟語を知る辞典 「故事来歴」の解説

故事来歴

昔から伝わってきた事物についてのいわれや歴史。また、物事がそういう結果になった理由や経緯

[使用例] この判詞はまた当時の教養を競う舞台でもあった。本歌取りもそこから起こり、故事来歴の尊重もそこに起こる[唐木順三鴨長明|1955]

[使用例] ブノワはラガンと意味ありげに顔を見合わせた。それから突発的な雄弁で、このパドカレ県の首都アラスの故事来歴を講釈しだした[加賀乙彦フランドルの冬|1967]

[解説] 「故事」は昔から深いいわれのある事柄。「来歴」はその物事が経てきた由来、経歴。

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