コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

教育刑 きょういくけい Erziehungsstrafe

2件 の用語解説(教育刑の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

教育刑
きょういくけい
Erziehungsstrafe

応報刑に対立する刑罰理念。応報刑論が,犯罪に対する応報であることによって刑罰は正当化されると考えるのに対し,教育刑論は刑罰の教育作用を最重要視し,教育刑によって受刑者の社会復帰をはかろうとする。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

教育刑
きょういくけい

刑罰の本質は犯罪者の教育(または改善、更正)にあるとする教育刑主義考え方に基づいた刑をいう。刑法上の刑罰の本質について、「新旧両派の争い」(刑法学における旧派と新派の対立)のなかで、応報刑主義目的刑主義かという激しい対立があった。教育刑主義は目的刑主義の一種である。応報刑主義(応報刑論)では、刑罰とは犯した罪に対する報い(または贖(あがな)い)と解されるのに対して、目的刑主義(目的刑論)によれば、刑罰の意義は犯罪予防といった一定の目的に役だちうる点にあると解される。ただ、現在では、応報刑か教育刑かという二者択一ではなく、応報刑の範囲内で犯罪予防の目的を実現する考え方(相対的応報刑論)が支配的である。[名和鐵郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

教育刑の関連キーワード応報刑論刑罰応報教育刑論応報刑主義教育刑主義目的刑主義絶対的応報刑論相対的応報刑論道義的応報刑論

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

教育刑の関連情報