獅子身中の虫(読み)シシシンチュウノムシ

デジタル大辞泉の解説

獅子(しし)身中(しんちゅう)の虫

獅子の体内に寄生して、ついには獅子を死に至らせる虫の意》
仏徒でありながら、仏法に害をなす者。
組織などの内部にいながら害をなす者や、恩をあだで返す者。
[補説]「獅子心中の虫」と書くのは誤り。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しししんちゅうのむし【獅子身中の虫】

〔「梵網経」獅子の体内で養われている虫が、かえって獅子を滅すということから〕
仏の弟子なのに仏教に害を与える者。転じて、内部の者でありながらその組織などに害を与える者にいう。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

しし【獅子】 身中(しんちゅう)の虫(むし)

※法然消息文(1212頃)越中国光明房へ遣はす御返事「およそかくのごときの人は、附仏法の外道也。師子身中のむし也」
※浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)七「獅子(シシ)しんちうの虫とは儕(おのれ)が事。我君より高知を戴き、莫大の御恩を着ながら、敵(かたき)師直が犬と成て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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