新城島(読み)あらぐすくじま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

新城島
あらぐすくじま

沖縄県,石垣島の南西海上約 25kmに浮かぶ島。竹富町に属する。方音ではパナリィ,パナリという。上地島と下地島の 2島からなる。16世紀頃から 1850年代頃までパナリ焼と呼ばれる土器を生産した。かつてはジュゴンが多く生息し,人魚の肉として首里王府に献上した。上地島にジュゴンの大漁を祈願した人魚神社がある。北西沖の海域は,新城島マイビシ海域公園地区に指定。全島が西表石垣国立公園に属する。面積は上地島 1.76km2,下地島 1.58km2。人口 8(2000)。

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世界大百科事典内の新城島の言及

【沖縄[県]】より

…そして現在も魔よけの屋根獅子や置物の獅子,抱瓶(だちびん),碗,皿,壺などが,灰釉,飴釉,黒釉,呉須などを用いて焼かれ,魚文に代表される大らかな文様を施した温かみのある陶器が作られている。なお新城(あらぐすく)島(現,竹富町)で19世紀中ごろまで作られたパナリ焼は土器で,製法は古く中国人が伝えたともいわれる。つる草やタブノキの粘液を土に混ぜてこね,手で成形してカタツムリや貝肉の粘液を塗り,露天で焼いた。…

【八重山地震津波】より

…1771年4月24日(明和8年3月10日)午前8時ころ,〈石垣島付近東南東数十粁の処を東北東西南西に走る線〉を震源地とし,マグニチュード7.4の地震が発生した。その結果,まもなく未曾有の大津波が八重山・宮古両列島(現,沖縄県)の島々村々を襲った。津波の被害が甚大で,〈明和の大津波〉とも呼ばれる。当時の記録《大波之時各村之形行(なりゆき)書》には,地震直後石垣島の東海に雷鳴のような轟音(ごうおん),そして退潮現象,東北・東南海上に黒雲のように波が翻り立った,という異常現象のあったことを伝えている。…

※「新城島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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