日ノ島(読み)ひのしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「日ノ島」の意味・わかりやすい解説

日ノ島
ひのしま

長崎県五島列島(ごとうれっとう)の中部にある若松島(わかまつじま)の属島。南松浦(みなみまつうら)郡新上五島町(しんかみごとうちょう)に属する。面積1.39平方キロメートル。有福(ありふく)島、漁生浦(りょうぜがうら)島経由で若松島と陸路でつながる。古名は西島。江戸時代には代官が置かれ、漁生浦島や有福島キリシタンの島)の支配的地位を占め、網元地主の多い島であった。現在は漁業が主で、ハマチ、タイの養殖のほか、宮ノ浦(みやのうら)瀬戸での落とし網によるブリアジ漁獲が多い。野生のシカが生息する。人口58(2009)。

[石井泰義]

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デジタル大辞泉プラス 「日ノ島」の解説

日ノ島

長崎県南松浦郡新上五島町、五島列島の若松島北西に位置する島。「日島」とも表記する。面積約1.39平方キロメートル。南西の有福島とは陸路で結ばれる。室町時代には朝鮮との交易地。曲(まがり)地区にある中世の墓石群は県の史跡に指定されている。

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