日本学生野球憲章(読み)ニッポンガクセイヤキュウケンショウ

デジタル大辞泉 「日本学生野球憲章」の意味・読み・例文・類語

にっぽんがくせいやきゅう‐けんしょう〔ニツポンガクセイヤキウケンシヤウ〕【日本学生野球憲章】

日本の学生野球の健全な発達を図って定められた規約。これに違反した場合、日本学生野球協会日本高等学校野球連盟から出場停止などの処置が下される。昭和21年(1946)制定の「学生野球基準要項」をもとに、昭和25年(1950)に制定。平成22年(2010)、学生野球が教育活動の一環であることの明文化や、協会承認があればプロ野球との交流も認められるなどの大幅な改正がなされた。

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共同通信ニュース用語解説 「日本学生野球憲章」の解説

日本学生野球憲章

日本の学生野球の理念方針を定め「学生野球の憲法」とも呼ばれる。日本高野連と全日本大学野球連盟傘下に持つ日本学生野球協会が1946年に「学生野球基準要項」として制定。50年に現在の名称に改正された。学生野球を学校教育の一環と位置付け、商業的な利用を禁じている。暴力を排除し、いかなる差別も認めないとする基本原理も掲げ、違反した場合の処分方針も定めている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本学生野球憲章」の意味・わかりやすい解説

日本学生野球憲章
にほんがくせいやきゅうけんしょう

学生野球の健全な発達をはかることを目的につくられた大学野球,高等学校野球における取り決め。執行機関日本学生野球協会。 1946年 12月 21日,協会の設立と同時に学生野球基準要項として制定された。 1950年1月に日本学生野球憲章と改称。3章と附則の全 25条からなり,学業との両立,試合入場料の徴収,プロ野球球団との関係などが定められている。また,個人・団体が学生野球の本義に違背した場合,あるいは野球との関係の有無を問わず非行が認められた場合,警告,謹慎,出場禁止,除名の措置がとられることも盛り込まれている。

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