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日珖 にちこう

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

日珖 にちこう

1532-1598 戦国-織豊時代の僧。
天文(てんぶん)元年生まれ。日蓮宗。堺(さかい)頂源寺の日沾(にちでん)に師事し,弘治(こうじ)元年京都頂妙寺3世となる。堺に妙国寺をひらき,日詮,日諦と天台学を講義。天正(てんしょう)7年安土宗論に参加して敗れ,のち下総(しもうさ)中山(千葉県)の法華経寺の住持となった。慶長3年8月27日死去。67歳。和泉(いずみ)(大阪府)出身。俗姓は伊達。号は竜雲院,仏心院。著作に「安土問答記」「法華文句無師」など。

出典|講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて | 情報 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

にっこう【日珖】

1532‐98(天文1‐慶長3)
近世初期の日蓮宗の僧。堺妙国寺の開山。仏心院と号する。堺の豪商で有名な茶人だった油屋の伊達常言の子。初め堺の長源寺の日沾(につてん)の門に入り,長じて諸方を遍歴し,園城寺勧学院の宥尊や比叡山の尊契に天台を,卜部兼右に神道を学んで,学識徳行は若くして宗門内外に高く,1555年(弘治1)京都日蓮宗16本山の一つ頂妙寺3世住持となった。以後,河内高屋城主三好実休ら三好一族,堺や京都の上層町衆らに多くの帰依者をもった。

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