日高遺跡(読み)ひだかいせき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

日高遺跡
ひだかいせき

群馬県高崎市日高町にある弥生時代後期の遺跡。 1976~78年にかけて発掘された。弥生時代の水田址が多数発掘されて注目されている。水田は谷地形に流出,堆積した河川状低湿地を利用している。水田をはさんで,一方の側に居住区,他方の側に方形周溝墓3基より成る墓地が営まれている。なお近くの大八木遺跡では,水田址中に多数の人の足跡が発見されている。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

日高遺跡

高崎市日高町と中尾町にまたがる弥生時代後期の遺跡で、面積は6・3ヘクタール。周囲にほりをめぐらせた環濠集落や竪穴住居跡、周囲に溝を掘った周溝墓、水田跡などが確認されている。環濠は東西130メートル、南北110メートルの広さがあり、ほりの内側では17棟の竪穴住居跡が見つかっている。89年に国指定史跡となった。

(2008-03-28 朝日新聞 朝刊 群馬全県 1地方)

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国指定史跡ガイドの解説

ひだかいせき【日高遺跡】


群馬県高崎市日高町にある集落跡。榛名(はるな)山東南麓に広がる相馬ヶ原(そうまがはら)扇状地の南端部に位置し、浅間山を噴出源とする火山灰層に覆われて、弥生時代の集落が良好な状態で保存されている。扇状地端の谷部には足跡や畦を支える木組み遺構を当時のままに残した水田跡があり、谷の西側の微高地には方形周溝墓、土坑墓、壺棺(つぼかん)からなる墓域、さらに東側の微高地には居住域のあることが確認されている。近接する水田(生産域)、居住域、墓域の組み合わせによって、当時の暮らしを総合的に知るための重要な遺跡である。1977年(昭和52)、関越自動車道建設にともなう事前調査によって発見され、所有者の同意が得られた区域について、1989年(平成1)に国の史跡に指定、2000年(平成12)には指定範囲が追加され、全面保存が図られた。JR上越線井野駅から徒歩約20分。

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