早瀬浦(読み)はやせうら

日本歴史地名大系 「早瀬浦」の解説

早瀬浦
はやせうら

[現在地名]美浜町早瀬・笹田ささだ

東は若狭湾、南は久々子くぐし湖に臨み、北に飯盛いいもり山がある。小名に笹田がある。中世耳西みみにし郷に属した。永享八年(一四三六)六月二〇日の天龍寺息心周銘在判下知状(上野山文書)に「天龍寺領若狭国耳西郷早瀬浦国清名内伊切山小嶋同磯海之事」とある。また同文書によれば、応永一四年(一四〇七)より久々子村と伊切いぎり山海域について争論が続いたが当浦が勝訴した。常神つねかみ(現三方町)の文明二年(一四七〇)銘棟札に「都津宮大明神御造営上葺御奉加之若人等童帳之事」として「百文 早瀬打権守女俸加分」とある。天正一二年(一五八四)八月一八日付の木村左衛門尉判物(早瀬区有文書)に「くるミ浦海山共ニ早瀬申付候」と記され、常神半島中央東側のくるミ浦地域の知行を許されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「早瀬浦」の解説

はやせうら【早瀬浦】

福井日本酒。酒名は蔵がある地名由来洗米からすべて手作業で造る。純米吟醸酒純米酒本醸造酒など。平成11、16、18、19、22~24年度全国新酒鑑評会金賞受賞。原料米は五百万石など。仕込み水は弥勒山の伏流水蔵元の「三宅彦右衛門酒造」は享保3年(1718)創業。所在地は三方郡美浜町早瀬。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「早瀬浦」の解説

早瀬浦(はやせうら)

福井県、三宅彦右衛門酒造有限会社の製造する日本酒。全国新酒鑑評会で金賞の受賞歴がある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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