木島平(読み)きじまだいら

改訂新版 世界大百科事典 「木島平」の意味・わかりやすい解説

木島平[村] (きじまだいら)

長野県北東部,下高井郡の村。人口4939(2010)。千曲川東岸,飯山盆地南東部に位置し,西部は千曲川の支流樽川と馬曲(まぐせ)川の扇状地が占める。北西飯山市,南西部は中野市に接する。西部を国道403号線が,東部を奥志賀林道がそれぞれ縦断する。主産業は米作,エノキタケ栽培を中心とする農業であるが,近年周辺都市への通勤者も多い。豪雪地帯であるため冬季副業として古くから和紙内山紙)の生産が行われる。1963年高社山北麓に木島平スキー場が開設されたのを契機に観光開発がすすめられている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「木島平」の意味・わかりやすい解説

木島平(村)
きじまだいら

長野県北東部、下高井郡にある村。1955年(昭和30)、穂高(ほたか)村、往郷(おうごう)村、上木島村が合併して木島平村成立。千曲(ちくま)川の支流樽(たる)川と馬曲(まぐせ)川の扇状地上を占め、積雪が多い。国道403号が通じる。かつては室町末期から続く和紙(内山紙(うちやまがみ))が生産されていた。水稲作と野菜中心の農村であるが、積雪を利用したスキー場がにぎわい民宿も多い。面積99.32平方キロメートル、人口4375(2020)。

[小林寛義]


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