20世紀日本人名事典 「杉浦健一」の解説
杉浦 健一
スギウラ ケンイチ
昭和期の文化人類学者 元・東京大学教養学部教授。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
昭和期の文化人類学者 元・東京大学教養学部教授。
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
文化人類学者。東京大学文学部卒業。1950年(昭和25)東京外国語大学教授、1953年(昭和28)東京大学教養学部教授となる。日本の文化人類学の創成期に活躍した学者にふさわしく、広い関心領域をもち、宗教民族学から始まって物質文化論、文化とパーソナリティー論、生態人類学、親族組織論などにまでその研究は及んだ。国内外での現地調査の経験も豊富で、とりわけ第二次世界大戦前に南洋庁の嘱託として行ったミクロネシア調査は数多くの貴重な論文を生み出したのみならず、日本人によるこの種の海外調査の先駆けとなった重要なものである。主著に『原始経済の研究』(1948)、『人類学』(1951)などがある。
[山本真鳥 2018年11月19日]
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報