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杏仁水 きょうにんすい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

杏仁水
きょうにんすい

バラ科のアンズ (杏) 種子 (薬方生薬の杏仁) を砕いて圧搾し,水蒸気蒸留してからエタノール,水を加えて調整したもの。無色ないしは微黄色透明な液体で,ベンズアルデヒド臭と特異な味がある。ベンズアルデヒドシアンヒドリンを含む。鎮咳,去痰のためにセネガシロップ,アンモニア・ウイキョウ精などと合剤にして内服する。大量の服用によりシアン (青酸) 中毒を起すことがある。

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デジタル大辞泉の解説

きょうにん‐すい〔キヤウニン‐〕【×仁水】

杏仁油をとったあとの杏仁のかすに水を加え、蒸留して得られる無色透明の揮発性の液。独特の芳香があり、せき止め・うがい薬などに用いる。

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百科事典マイペディアの解説

杏仁水【きょうにんすい】

アンズの種子からとる杏仁油を除いたものを水蒸気蒸留し,留液にアルコールと水を加えたもので,苦味があり,芳香がある。鎮咳(ちんがい)薬去痰薬として用いる。多量に服用すると青酸中毒をおこす。
→関連項目アンズ(杏)苦扁桃

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大辞林 第三版の解説

きょうにんすい【杏仁水】

アンズ類の種子を乾燥させ、水を加えて蒸留してつくった水剤。微量のシアン化水素を含み、特異な芳香・味がある。鎮咳ちんがい薬・去痰きよたん薬などに使用。劇薬。

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