東京音頭(読み)トウキョウオンド

デジタル大辞泉 「東京音頭」の意味・読み・例文・類語

とうきょう‐おんど〔トウキヤウ‐〕【東京音頭】

昭和初期の民謡調の流行歌西条八十作詞、中山晋平作曲初め「丸の内音頭」の名でレコード化されたが、昭和8年(1933)に改作したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「東京音頭」の意味・読み・例文・類語

とうきょう‐おんどトウキャウ‥【東京音頭】

  1. 昭和初期の東京をうつした民謡調流行歌。西条八十作詞・中山晉平作曲の「丸の内音頭」を、昭和八年(一九三三)に改作したもの。「ハア踊り踊るなら、チョイト東京音頭、ヨイヨイ」という歌い出しで、東京およびその近県に盆踊唄として流行。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「東京音頭」の意味・わかりやすい解説

東京音頭
とうきょうおんど

昭和初期の大東京市を代表する新民謡。民謡調の流行歌ともいえる。発展を続ける昭和初期の東京を唄(うた)で描いて大ヒットした。その背景には1929年(昭和4)の世界経済の大パニックや、中国大陸へ広がる戦火などがあり、庶民は重苦しい気分を転換させたがっていた。そうしたことをくみ取って、西条八十(やそ)が作詞し中山晋平(しんぺい)が作曲し、初めは『丸の内音頭』の名でレコードに吹き込まれた。のちに中山晋平が九州へ旅行した際に聞いた『鹿児島小原良(おわら)節』にヒントを得て、33年三島一声、勝太郎の組合せで新しく『東京音頭』として吹き込まれ、これが東京ばかりでなく、全国的に大流行した。

斎藤 明]

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デジタル大辞泉プラス 「東京音頭」の解説

東京音頭

東京都の民謡。作詞:西条八十、作曲:中山晋平。元の題は『丸の内音頭』だったが、1933年に改題。レコード化され爆発的な人気を得た。現在でも、東京に拠点を置くプロスポーツチームの応援歌として歌われるなど著名前奏は鹿児島の民謡『鹿児島おはら節』の引用

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