コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

東新潟ガス田 ひがしにいがたガスでん

2件 の用語解説(東新潟ガス田の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

ひがしにいがたガスでん【東新潟ガス田】

新潟市の東,阿賀野川河口の東側およびその沖合に位置するガス田。構造性ガス田として1959年に発見されたが,それまではこの辺り一帯は水溶性ガス田として開発されていた。このガス田を形成している地質構造は,阿賀野川河口やや東に頂部をもつゆるいドーム状構造である。産ガス範囲は東西・南北とも約3kmあり,深度は約1170~3400mの間にある。沖合に分布するガス層はすべて陸上からの傾斜井によりガスが採取されている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

東新潟ガス田
ひがしにいがたがすでん

新潟市の中心から東方約10キロメートルの阿賀野(あがの)川河口に位置している。石油資源開発(JAPEX=ジャペックス)が日本瓦斯(ガス)化学工業(現三菱瓦斯化学)との共同鉱業権により1959年(昭和34)に、地震探鉱(エアガン)にて発見した。第三紀鮮新世初期の西山層1450メートルと、第三紀中新世晩期の椎谷(しいや)層上部2900メートルとで開発されている。1996年(平成8)末現在では日産51万立方メートルのガスと230キロリットルのコンデンセート(凝結油)を産出し、同年末までの累計生産量はガス60億立方メートル、コンデンセート211万キロリットルである。1998年の生産量はガス1億9000万立方メートル、コンデンセート7万4000キロリットル。含油層は多くのガス田にみられるような背斜構造ではなく、ドーム状の極隆構造であることが特徴である。賦存面積が広く、複数の重なった含油層によって構成されている。このガス田の発見は、地盤沈下を引き起こし社会問題となり、採取規制が強化されてきた従来の水溶性ガスから、地下深部にあって油水が分離している構造性ガスへと採掘対象が本格的に移行する契機となった。また、ガス田と化学工場との隣接立地による一貫操業体制の開始などガス生産構造を大きく変容させたことで知られる。[高津斌彰]
『天然ガス鉱業会編・刊『日本の石油と天然ガス』(1998)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

東新潟ガス田の関連キーワード阿賀野川只見川新潟平野新津阿賀野市阿賀野沼垂北光社阿賀錦朝日晴

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone