東洋拓殖(読み)とうようたくしょく

百科事典マイペディア 「東洋拓殖」の意味・わかりやすい解説

東洋拓殖[株]【とうようたくしょく】

日露戦争後の1908年設立された植民地統治のための国策会社略称東拓朝鮮で膨大な農地保有農業,土地経営,水利事業などを行い,日本の朝鮮支配の経済的中核であった。1917年以後中国・東南アジアにも事業範囲を拡大。1920年から始まった朝鮮産米増殖計画では,土地改良部を設け,朝鮮総督府の事業を代行した。1945年敗戦で接収され,朝鮮民主主義人民共和国では政府,韓国では新韓公社資産継承
→関連項目日韓併合

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android