百科事典マイペディア 「東竜太郎」の意味・わかりやすい解説
東竜太郎【あずまりょうたろう】
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医学者。大阪市に生まれ,東京帝国大学医学部時代にはボート選手として活躍。1917年ロンドン大学に留学,A.V.ヒル教授研究室で体育生理学を専攻し,帰国後日本にスポーツ医学の新分野を開く。東大教授を経て46年厚生省医務局長,47年日本体育協会の会長に就任,スポーツの国際復帰に努め,50年IOC(国際オリンピック委員会)総会で日本から戦後初めてのIOC委員に選任され,オリンピックの東京招致に尽力した。59年東京都知事に当選,その年IOC総会は,64年の第18回オリンピック東京開催を決定。67年都知事を辞任,68年IOC委員を辞任して,終身名誉委員に推される。日本のスポーツ振興に功績を残した。
執筆者:川本 信正
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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