日本歴史地名大系 「柳川城跡」の解説
柳川城跡
やながわじようあと
現柳川市中央部にある。江戸時代の柳川城下中央よりやや南西に位置する平城。簗河城・柳河城とも記す。
〔築城と戦国期の城主〕
柳川城は戦国期に蒲池(下蒲池)氏によって築かれたとされているが、その時期および築城者については文亀年間(一五〇一―〇四)に蒲池治久によるとする説(南筑明覧)、天文年間(一五三二―五五)に蒲池鑑盛(宗雪)によるとする説など(蒲池物語)、定説をみていない。「蒲池物語」によれば、蒲池鑑盛が狭隘な
〔立花氏の入城〕
天正一五年六月の豊臣秀吉による九州仕置で戸次道雪の養子である立花統虎(のち親成・宗茂)は
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報