デジタル大辞泉 「根室振興局」の意味・読み・例文・類語
ねむろ‐しんこうきょく【根室振興局】

北海道庁の出先機関で、2010年(平成22)に、それまでの根室支庁を改称・改組して設置された。組織体制および機能は地方自治法第155条に定める支庁と同格・同列で、とくに広域的な処理が効果をあげるような場合は、当振興局の事務を釧路総合振興局(くしろそうごうしんこうきょく)が所掌することができる。局所在地は根室市。所管区域は北海道東部の羅臼(らうす)、標津(しべつ)、中標津、別海(べつかい)の4町で、面積は3027.58平方キロメートル(風蓮湖を含まず)、人口5万1368(2010)。原則として市域は所管外であるが、根室市を管轄下とする場合もあり、同市を含む面積は3540.30平方キロメートル(歯舞群島を含む)、風蓮湖の水面57.74平方キロメートルを含めると3598.04平方キロメートルとなり、根室市を含む人口は8万0569(2010)。なお管内には、いわゆる「北方領土」の6村も含まれるが、北海道支庁設置条例(昭和23年9月27日・条例第44号)の附則で「当分の間これ(条例)を適用しない」こととされている。これら北方領土の合計面積は4936.20平方キロメートル(一部境界未定)。
[編集部]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報