北方四島の一つ。面積は約250平方キロで北方領土全体の約5%。主要産業は漁業と水産加工業。島には
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北海道東端の根室半島の北東方にある島。北東から南西に長い長方形を示し,長さ約28km,幅9km,面積255km2。中生層を基盤とし,島全体が標高200~350mの山地からなり,著しい海食を受けて海岸部にも低地は少ない。第2次大戦前は色丹村(1940年の人口1499)として根室支庁に属し,斜古丹湾などの良湾があって,近海は千島方面第一の好漁場であった。戦後はソ連(現,ロシア)の施政下にあり,日ソ平和条約締結後,歯舞(はぼまい)諸島とともに日本に引き渡されることになっていたが,平和条約は締結されず,日本への復帰は実現されていない。なお,いわゆる北方領土の問題については〈千島列島〉の項を参照されたい。
執筆者:岡本 次郎
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北海道東部、根室(ねむろ)半島納沙布(のさっぷ)岬北東約73キロメートルの沖合いにある島。北東―南西方向に長く約24キロメートルあり、幅は10~12キロメートル、面積250.16平方キロメートル。行政区画としては第二次世界大戦前から根室支庁(現、根室振興局)管内の色丹郡色丹村とされ、形式上はそのまま現在に至っているが、戦後はソ連、ソ連解体後はロシア連邦の施政下にある。北東端に中心地色丹(斜古丹(しゃこたん)ともいう)があり、戦前は根室と定期船で結ばれていた。南西端には錨地(びょうち)ノトロ、北西岸には錨地穴澗(あなま)がある。戦前の人口は861(1942)。全島で小学校5、郵便局2、駅逓(えきてい)1、無電局1が置かれていた。住民の大半は漁業に従事し、コンブ、貝類、サケ・マス、タラなどの漁業に従事した。
[渡辺一夫]
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北海道東部の根室半島の納沙布(のさっぷ)岬東方約60kmにある島。北方に国後(くなしり)島,西方に歯舞(はぼまい)群島を望む。地名はアイヌ語シ・コタン(大きい村)による。面積250km2。最高峰は斜古丹(しゃこたん)山の413m。全体は標高200~300mの丘陵地で,海食崖が発達するが,斜古丹湾,穴澗(あなま)湾などの良好な入江も知られる。漁業で発展し,タラ,コンブを主産物とする。第2次大戦後はソ連(現,ロシア)の施政下にある。
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年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
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