桂心(読み)ケイシン

デジタル大辞泉 「桂心」の意味・読み・例文・類語

けい‐しん【×桂心】

ニッケイ樹皮外皮を除いたもの。薬用とする。
「―といふ薬はこの国にも候ひければ」〈今昔・二四・一〇〉
唐菓子とうがしの一。餅で宝冠の形に作り、上にニッケイ粉末をつけたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「桂心」の意味・読み・例文・類語

けい‐しん【桂心】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ケイ、またはニッケイの樹皮の外側の粗い皮を除いたもの。薬用、香味料、調味料とする。
    1. [初出の実例]「桂心四両」(出典法隆寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747))
  3. 植物やぶにっけい(藪肉桂)」の古名。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  4. 唐菓子の一つ。肉桂の細かい粉末をまぶした餠菓子。〔十巻本和名抄(934頃)〕

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普及版 字通 「桂心」の読み・字形・画数・意味

【桂心】けいしん

肉桂。

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