デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桐野谷権十郎」の解説
桐野谷権十郎(3代) きりのや-ごんじゅうろう
元文5年生まれ。初代中山新九郎の門下。宝暦3年大坂の大芝居に出演。11年3代桐野谷権十郎を襲名。端敵(はがたき)を得意とした。明和4年11月14日死去。28歳。初名は中山伴蔵。前名は和歌山権十郎。
桐野谷権十郎(初代) きりのや-ごんじゅうろう
旅芝居で修業。正徳(しょうとく)元年大坂で大芝居に初出演。のち実悪で名をあげた。享保(きょうほう)5年大坂角の芝居で座本をつとめるなど京坂の舞台で活躍した。享保16年8月13日死去。京都出身。前名は原田儀右衛門。
桐野谷権十郎(4代) きりのや-ごんじゅうろう
3代桐野谷権十郎の子。2代三桝(みます)大五郎の門弟。大坂の浜芝居で修業した。享和元年(1801)4代を襲名。以後京都,大坂の各座に出演するかたわら,頭取をつとめた。前名は三桝亀三郎。