桐野谷権十郎(読み)きりのや ごんじゅうろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桐野谷権十郎」の解説

桐野谷権十郎(3代) きりのや-ごんじゅうろう

1740-1768* 江戸時代中期の歌舞伎役者
元文5年生まれ。初代中山新九郎の門下。宝暦3年大坂大芝居出演。11年3代桐野谷権十郎を襲名端敵(はがたき)を得意とした。明和4年11月14日死去。28歳。初名は中山伴蔵。前名は和歌山権十郎。

桐野谷権十郎(初代) きりのや-ごんじゅうろう

?-1731 江戸時代中期の歌舞伎役者。
旅芝居修業正徳(しょうとく)元年大坂で大芝居に初出演。のち実悪で名をあげた。享保(きょうほう)5年大坂角の芝居で座本をつとめるなど京坂の舞台で活躍した。享保16年8月13日死去。京都出身。前名は原田儀右衛門。

桐野谷権十郎(4代) きりのや-ごんじゅうろう

?-? 江戸時代後期の歌舞伎役者。
3代桐野谷権十郎の子。2代三桝(みます)大五郎門弟。大坂の浜芝居で修業した。享和元年(1801)4代を襲名。以後京都,大坂の各座に出演するかたわら,頭取をつとめた。前名は三桝亀三郎。

桐野谷権十郎(2代) きりのや-ごんじゅうろう

?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。
初代桐野谷権十郎の門下。京都の舞台で若女方をつとめる。享保(きょうほう)14年(1729)実悪に転じ,17年京都の都万太夫座で2代を襲名。翌年前名の桐野谷藤九郎にもどった。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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