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桜馬場遺跡 さくらのばばいせき

百科事典マイペディアの解説

桜馬場遺跡【さくらのばばいせき】

佐賀県唐津市桜馬場にある弥生(やよい)時代後期の甕棺(かめかん)の集合墓地。唐津湾沿岸の砂丘上に位置し,1944年1組の合口(あわせぐち)甕棺から銅鏡などの青銅製品を中心とする副葬品が出土した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

桜馬場遺跡
さくらのばばいせき

佐賀県唐津(からつ)市桜馬場4丁目に所在する弥生(やよい)時代の甕棺(かめかん)墓地。唐津湾沿いに東西に発達した砂丘上に位置し、菜畑(なばたけ)遺跡と近接する。1944年(昭和19)に防空壕(ごう)の工事中に偶然甕棺墓が発見された。甕棺は後期初頭の型式で、桜馬場式の名で知られる。棺内には方格規矩鏡(ほうかくきくきょう)2面、有鉤銅釧(ゆうこうどうくしろ)2種26個、巴(ともえ)形銅器2種3個、鉄刀片、ガラス小玉が副葬されていた。出土状況は明らかではないが、付近から広形銅矛(ひろがたどうほこ)片、長宜子孫内行花文鏡(ちょうぎしそんないこうかもんきょう)片が発見されている。朝鮮製青銅製品を副葬する弥生時代中期の主要遺跡が松浦川東岸を中心に分布するのに対し、この一帯が後期の末盧(まつろ)国の拠点をなしていた可能性を示している。[高倉洋彰]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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