東洋陶磁の器形の一種。口造りが小さく、丈長(たけなが)で、肩が丸く張り、腰は細く締め込まれた瓶(へい)。裾(すそ)は開く場合と、さらに締め込まれる場合とがある。中国で北宋(ほくそう)時代初期の10世紀に創案された器形で、その影響は朝鮮半島、日本、ベトナム、タイと東アジアに広く及び、今日まで受け継がれている。清(しん)代の『飲流斎説瓷(いんりゅうさいせつじ)』に、口径の小さい器を「梅の痩骨(そうこつ)」と称するところから梅瓶とよばれるようになったとの記述があり、明(みん)以前の文献にはこの名称がみられないので、清代の造語であるとも考えられる。華北の磁州窯や江南の景徳鎮(けいとくちん)窯に優品がある。
[矢部良明]
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