20世紀日本人名事典 「森山重雄」の解説
森山 重雄
モリヤマ シゲオ
昭和・平成期の国文学者 東京都立大学名誉教授。
- 生年
- 大正3(1914)年12月5日
- 没年
- 平成12(2000)年6月5日
- 出生地
- 新潟県
- 別名
- 筆名(戦前)=森 繁男
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学文学部国文学科〔昭和17年〕卒
- 経歴
- 東大在学中に「散文」に加わり、ついで「正統」に参加。近世文学を専攻し、とりわけ上田秋成の研究者として知られ「中世と近世の原像」「西鶴の世界」「幻妖の文学上田秋成」「上田秋成―史的情念の世界」などを著す。また、昭和35年頃から近代文学、とりわけ明治・大正期の社会主義文学、労働者文学、昭和のプロレタリア文学の研究も進め、「実行と芸術」「序説転換期の文学」「文学としての革命と転向」「北村透谷・エロス的水脈」「文学アナキズムの潜流」「近世の語りと劇・その御霊的世界」「秋成・言葉の辺境と異界」「折口信夫『死者の書』の世界」などの著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報