デジタル大辞泉 「権道」の意味・読み・例文・類語 けん‐どう〔‐ダウ〕【権道】 手段・方法は道に外れているが、結果からみて正道にかなっていること。また、目的を達成するためにとる便宜的な手段・方法。「天下の人心を維持せんがためには、知て故さらに束縛するの―なかる可らず」〈福沢・学問のすゝめ〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「権道」の意味・読み・例文・類語 けん‐どう‥ダウ【権道】 〘 名詞 〙 手段としては道に外れるが、結果からみて道に合っている行きかた。目的を達するためにとる、臨機応変の処置。方便。[初出の実例]「権道(ケンだう)覇業両(ふたつ)ながら、欠(かけ)たる人とぞ見へたりける」(出典:太平記(14C後)三〇)「その心をよろこばしめ給ふ権道(ケンタウ)なり」(出典:仮名草子・智恵鑑(1660)四)[その他の文献]〔孟子疏‐離婁上〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例