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横メルカトル図法 よこメルカトルずほうtransverse Mercator projection

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

横メルカトル図法
よこメルカトルずほう
transverse Mercator projection

TM法ともいう。横軸メルカトル図法。測量の座標系や基本図に用いる。楕円体から球に投影し,それから平面に投影する場合は,ガウス正角二重図法またはガウス等角二重投影ともいう。 1912年にドイツの L.クリューゲルが,楕円体から直接平面に投影する理論を発表し,この場合をガウス=クリューゲル図法ともいう。球についての場合はランベルト図法の一種である。

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大辞林 第三版の解説

よこメルカトルずほう【横メルカトル図法】

地図投影法の一。経線に接する円筒面に投影する正角図法。地球面を6度ずつの経度帯に分け、各経度帯の中央経線を利用するものはユニバーサル横メルカトル図法と呼ばれ、国際的に用いられる。国土地理院発行の「5万分の1」「2万5千分の1」地形図などにも使用。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

横メルカトル図法
よこめるかとるずほう
transverse Mercator projectionTM projection

地図投影の一種。特定の子午線(経線)に沿う円筒に正角図法で投影したとみなされる横軸メルカトル図法。TM図法ともいう。球から平面への展開を1772年にドイツのランベルトJohann Heinrich Lambert(1728―77)が発表したため、ランベルト正角円筒図法ともいう。1822年にドイツのガウスが回転楕円(だえん)体から球への正角図法を発表し、その球からの横メルカトル図法を独自に考案してハノーバー王国の基準点座標系に用いた。この方法はガウス正角二重図法といい、その後プロシアなどの基準点座標系に用いられ、日本でも明治期から1950年代までの国家基準点座標系に用いられた。回転楕円体の経度帯から、地球儀の子午線帯に相当する平面上の経度帯への正角図法は、ドイツのクリューゲルLouis Krgerが、ガウスの遺稿メモ書きを整理して、遺稿ノートの形で発表してから、それに基づき数学理論と数表を完成し、1912年と19年に発表した。その実用計算式と数表が第一次世界大戦後にドイツの基準点座標系に採用され、第二次世界大戦後に、各国の基準点座標系に普及していった。また、TM図法に基づくユニバーサル横メルカトル図法(UTM図法)が、日本も含めて世界的に地形図の標準的図法として普及した。
 なお、ドイツではガウス・クリューゲル図法Gauss-Krger Projektion、英語圏では回転楕円体からの横メルカトル図法、または単に横メルカトル図法といっている。1950年代以降日本では基準点座標系と大縮尺の公共測量図にこの図法を用いている。[金澤 敬]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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