百科事典マイペディア 「横川関」の意味・わかりやすい解説
横川関【よかわのせき】
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南北朝期から室町期にかけて比叡山麓の坂本に設けられた山門(比叡山延暦寺)七ヵ所関の一つ。七ヵ所関とは本関,導撫関,講堂関,横川関,中堂関,合関,西塔関である。横川関は他の関と同様,横川の堂塔の修築費を捻出するために設けられた関である。もともとこれら造営関は堂舎修理の名目で一定期間の年限だけその収益を得るというものであったが,しだいに恒常化して,室町中期にはこれらのうちの中堂関が,〈中堂関壱分奉行職〉という関の権利の一部を当時の山門の有力者であった山門使節が所有するというようになっていった。同様に横川関もおそらく他の荘園などからの収益などとともに,その堂舎維持や住僧の得分と化していったものと思われる。
執筆者:小林 保夫
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