正意(読み)しょうい

精選版 日本国語大辞典 「正意」の意味・読み・例文・類語

しょう‐いシャウ‥【正意】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 正しいこころ。正しい意志。せいい
    1. [初出の実例]「正意(しゃうい)におとしすゑて邪をすて正にきする道を」(出典愚管抄(1220)七)
  3. 正しい意味。
    1. [初出の実例]「此は邪説ぞ。正意不知ぞ」(出典:玉塵抄(1563)一九)
    2. [その他の文献]〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「正意」の読み・字形・画数・意味

【正意】せいい

正しい心。〔風俗通、声音、琴〕琴の言爲(た)る、禁なり。~夫(そ)れ正の聲を以て、正を動感せしむ。故に善心ちて、惡禁ぜらる。是(ここ)を以て古の人君子、自ら感ずる以(ゆゑん)を愼む。

字通「正」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「正意」の解説

正意 しょうい

?-? 織豊-江戸時代前期の陶工
天正(てんしょう)-寛永年間(1573-1644)の人。京都眼科医を業としたが,尾張(おわり)(愛知県)瀬戸にいき茶入れをやいた。小堀遠州が選定した中興名物面壁,初祖,岡辺などの作品がはいっている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android