コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

比丘貞 ビクサダ

3件 の用語解説(比丘貞の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

びくさだ【比丘貞】

狂言。一人息子の元服親になってほしいと頼まれた老尼は、自分の通称の「庵」をとって庵太郎(あんだろう)とつけ、名のりも自分の比丘と相手の家の通り字の「貞」を合わせて比丘貞とつける。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

びくさだ【比丘貞】

狂言の一。老尼が近在の者から一人息子の元服親になってくれと頼まれ、名は「安(庵)太郎あんだろう」、名のりは「比丘貞」ときめ、祝言の舞を舞う。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

比丘貞
びくさだ

狂言の曲名。女狂言。このあたりの者が、ひとり息子が成人したので名をつけてもらおうと、富貴な老尼(シテ)を訪ねる。尼は、代々太郎を添えると聞き、自分の住居を人々がお庵(あん)とよぶのにちなんで「庵太郎(あんだろう)」とつけ、また名乗(なのり)も望まれると、これには貞とつけるというので、自分の通称の比丘尼から「比丘貞」と決めて、祝儀として米や金子(きんす)を贈る。さて酒宴になり、庵太郎が舞ったあと、尼も親子にぜひにと所望され、「鎌倉の女郎(じょうろう)」を舞い、人にいうなと恥ずかしがるが、望まれるままにさらに祝言の舞を舞い納めて終わる。老尼の舞が見どころで、高い品格を保ちながら洒脱(しゃだつ)さと老女の色気とを表現するのが至難で、若年では演じられない秘曲とされる。[小林 責]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

比丘貞の関連キーワード元服親あらまほし紹介状所望一人息子欲しい本元服てほし・いおはん三人息子

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone