水嚢(読み)すいのう

精選版 日本国語大辞典「水嚢」の解説

すい‐のう ‥ナウ【水嚢】

〘名〙
① (「ろくすいのう(漉水嚢)」の略) 仏語。僧の必需品である六物の一つ。または十八物の一つ。水を漉(こ)して虫などを除く布嚢。
※尺素往来(1439‐64)「眠蔵雑具者〈略〉禅鞠。水嚢。火燧并硯」
② 食品の水をきるために用いられる目の細かい篩(ふるい)。馬の尾、または針金、あるいは竹や布で底を張ったもの。みずぶるい。みずこし。羅斗(らと)。濾水羅。〔いろは字(1559)〕
③ ズックなどで作った携帯用バケツ。
※初年兵江木の死(1920)〈細田民樹〉二「井戸掘のやうに真裸になって水嚢(スヰナウ)で以て濁水を換へ出した」

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デジタル大辞泉「水嚢」の解説

すい‐のう〔‐ナウ〕【水×嚢】

食品をすくって水を切ったり、だしをこしたりするためのふるい。底を馬の尾の毛や針金、また竹や布で張ってある。みずぶるい。みずこし。
携帯用のズック製バケツ

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食器・調理器具がわかる辞典「水嚢」の解説

すいのう【水嚢】

こし器の一種で、曲げ物の底部に馬のの毛や金属などの細かいを張ったもの。裏ごしに似るが、すいのうは網のを下にして、だし煮汁、寒天液などをこしたりするのに用いる。ゆでた麺類をすくって湯切りするのに用いる、卵形の網に長い柄の付いたものをいうこともある。

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