水曜会(読み)すいようかい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「水曜会」の意味・わかりやすい解説

水曜会(産銅業カルテル団体)
すいようかい

大正・昭和期の産銅業のカルテル団体。1920年(大正9)の恐慌により結成されたカルテル団体日本産銅組合の後を受けて、1921年5月に久原(くはら)鉱業(のち日本鉱業)、古河(ふるかわ)鉱業、藤田鉱業(のち藤田組)、三菱(みつびし)鉱業により結成された。1931年(昭和6)住友別子(べっし)銅山が参加して銅カルテルとして確立。結成後、銅関税の引上げに成功し、生産制限や電気銅の価格決定を行ったが、1938年この会を母胎として日本銅統制組合が結成され、翌年価格等統制令施行により銅価決定が国家統制されるに及び、事実上解消した。

[吉見義明]


水曜会(社会主義者グループ)
すいようかい

大正期の社会主義者のグループ。日本社会主義同盟が解散させられたのち、1921年(大正10)に山川均(ひとし)を中心につくられた。メンバーは西雅雄(まさお)、田所輝明(たどころてるあき)、稲村隆一(いなむらりゅういち)、上田茂樹(しげき)、高橋貞樹(さだき)らで、徳田球一(きゅういち)、渡辺政之輔(まさのすけ)らも参加した。ロシア革命、労働運動、普通選挙などの研究や討議を行い、日本共産党の結成には会員の大半が参加した。この会が中心となって発行した雑誌『前衛』は同党の事実上の機関誌となった。

[吉見義明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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