20世紀日本人名事典 「高橋貞樹」の解説
高橋 貞樹
タカハシ サダキ
大正・昭和期の社会運動家
- 生年
- 明治38(1905)年3月8日
- 没年
- 昭和10(1935)年11月2日
- 出生地
- 大分県速見郡御越町内竈(現・別府市)
- 別名
- 筆名=永田 幸之助,内田 隆吉,小関 敏,大畑 徹
- 学歴〔年〕
- 東京商科大学予科(現・一橋大学)中退,レーニン大学卒
- 経歴
- 大正11年「前衛」同人として活躍し、日本共産党の創立に参加。以後共産党の理論家として活躍し、また水平社運動でも活躍する。12年全水無産青年同盟を結成し中央委員。(のち除名)。15年訪ソし、昭和3年のコミンテルン大会には日本代表として参加。同年帰国後は「マルクス主義」「無産者新聞」などに多くの指導的論文を発表した。4年の4.16事件で検挙され、獄中転向をし、肺結核で執行停止となり、保釈後死去した。著書に「特殊部落一千年史」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報