デジタル大辞泉 「氷人」の意味・読み・例文・類語 ひょう‐じん【氷人】 《晋の令狐策れいこさくが、ある夜、氷の上に立って氷の下の人と話した夢を見た。これを占いの名人索紞さくたんが媒酌をする前兆だと夢解きし、実際にそのとおりになったという「晋書」索紞伝の故事から》媒酌人。仲人。月下氷人。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「氷人」の意味・読み・例文・類語 ひょう‐じん【氷人】 〘 名詞 〙 ( 中国、晉の令狐策が、氷上に立って氷の下にいる人と話をした夢を見たところ、索紞が、陽である氷上から陰である氷下に語ったのであるから、誰かのために仲人をするだろうといって、その通りになったという、「晉書‐芸術伝・索紞」に見える故事から ) 婚礼の媒酌人。なこうど。月下氷人。また、仲立ちをする人。[初出の実例]「浅霜初六後、夜々無二氷人(ヘウジン)一」(出典:評判記・野郎虫(1660)浅木権之介) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「氷人」の読み・字形・画数・意味 【氷人】ひようじん 仲人。〔晋書、芸術、索伝〕曰く、君(令策)、(夢に)冰上に在りて、冰下の人と語る。陽の爲に陰に語るは、媒介(ばいかい)(仲人)の事なり。君當(まさ)に人の爲に媒を作(な)すべし。冰(と)くるときにして婚らんと。字通「氷」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報