ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「江田島市」の意味・わかりやすい解説 江田島〔市〕えたじま 広島県南西部,広島湾内の江田島,能美島とその周辺に点在する島々からなる市。能美島は中央の地峡部で西能美島と東能美島に区分され,飛渡瀬(ひとのせ) の地峡部で江田島とつながっている。 2004年江田島町,能美町,沖美町,大柿町の4町が合体して市制。 1888年東京から海軍兵学校が移転,「東洋のアナポリス」として発展した。その跡は海上自衛隊幹部候補生学校,同術科学校となっている。山地が大部分を占め,緩斜面を棚田や段々畑として利用。野菜や花卉,ミカン,ネーブルオレンジなどを栽培するほか,観光農園も盛ん。標高 360m付近まで水田があり,棚田としては瀬戸内島嶼部で最高位置。沿岸漁業やカキの養殖も行なわれる。早瀬瀬戸を挟んで呉市の倉橋島との間に早瀬大橋がかかり,音戸大橋を経て陸路で本土の呉市と結ばれる (国道 487号線) 。広島市,呉市へは船便があり,通勤者も多い。面積 100.72km2。人口 2万1930(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「江田島市」の解説 江田島市えたじまし 2004年11月1日:安芸郡江田島町、佐伯郡沖美町・能美町・大柿町が合併・市制施行⇒【江田島町】広島県:安芸郡⇒【沖美町】広島県:佐伯郡⇒【能美町】広島県:佐伯郡⇒【大柿町】広島県:佐伯郡 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by