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油倉(読み)ゆそう

世界大百科事典 第2版の解説

あぶらくら【油倉】

元来仏聖灯油貯備の蔵であるが,歴史上有名な東大寺の油倉は,貯備蔵としてではなく広範な経済活動に従事する寺内機関として注目される。鎌倉前期の東大寺で,欠乏する灯油を旧来の担当者たる御油目代にかわり大仏殿等に供給したのは勧進聖西迎房蓮実であり,その執務所として嘉禎年間(1235‐38)に油倉は成立した。国分門内水門郷に坊舎を構える油倉を拠点に,蓮実の跡をつぐ灯油聖は,勧進活動により集積した灯油料田畠を経営し灯油を獲得した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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