波羅蜜多(読み)ハラミッタ

デジタル大辞泉 「波羅蜜多」の意味・読み・例文・類語

はらみった【波羅蜜多】

波羅蜜はらみつ」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「波羅蜜多」の意味・読み・例文・類語

はらみった【波羅蜜多】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] pāramitā の音訳 ) =はらみつ(波羅蜜)
    1. [初出の実例]「波羅蜜多はまかより出づるちゑはいつくにもととこほらす、ととまらぬ也」(出典:無難禅師仮名法語(1670‐76頃)上)
    2. [その他の文献]〔心経注〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「波羅蜜多」の意味・わかりやすい解説

波羅蜜多
はらみった

サンスクリット語 pāramitāの音写。原語はおそらく,完全な修得,完璧さ,完成の意。さらには輪廻なか生存から,悟りの彼岸に到達することの意にも解される。大乗仏教では,菩薩の修すべき徳目として,特に布施持戒忍辱精進禅定智慧の6種の波羅蜜多をあげ,ときには,これらに方便など4種を加えて 10種とする。 (→六波羅蜜 )

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