デジタル大辞泉 「洛」の意味・読み・例文・類語 らく【洛】[漢字項目] [人名用漢字] [音]ラク(呉)(漢)1 中国の川の名。「洛水」2 洛水の北岸にある都市の名。「洛陽」3 都。特に、京都のこと。「洛中・洛北/花洛・帰洛・京洛・上洛・入洛」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「洛」の意味・わかりやすい解説 洛らく 中国、河南省西部を流れる黄河の支流洛水、またはその北岸にあった古都洛陽(洛水の北の意)の略称。転じて都の意となり、日本では京都の異称として用いられ、京洛、洛中や洛内(京都の市街地)、洛外(京都の市街地の外側)、上洛、下洛などの語もある。また、中国で東西の都である洛陽と長安を東京、西京と対称したところから、日本でも古くは京都の東の京(左京)を洛陽、西の京(右京)を長安とよぶ例もあった。[宇田敏彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例