津津浦浦(読み)ツツウラウラ

デジタル大辞泉 「津津浦浦」の意味・読み・例文・類語

つつ‐うらうら【津津浦浦】

《「つづうらうら」とも》全国いたるところの港や海岸。また、全国いたるところ。国じゅう。「津津浦浦に行きわたる」
[類語]四方八方四方八方到る所どこもかしこも

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精選版 日本国語大辞典 「津津浦浦」の意味・読み・例文・類語

つづ‐うらうら【津津浦浦】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つつうらうら」とも ) いたるところの港や海岸。また、国中、全国いたるところ。
    1. [初出の実例]「国人いつしか心替して、津々浦々を堅めふせぎける間」(出典:太平記(14C後)七)
    2. 「日本全国津々浦々(ツツウラウラ)までも行わたって居る筈の文明恩沢も」(出典日の出(1903)〈国木田独歩〉)

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四字熟語を知る辞典 「津津浦浦」の解説

津津浦浦

いたるところの港や海岸。また、国中、全国いたるところ。

[使用例] 日本全国津々浦々までも行きわたって居るはずの文明の恩沢も[国木田独歩*日の出|1903]

[使用例] 宮崎は越中能登越前若狭の津々浦々を売り歩いたのである[森鷗外山椒大夫|1915]

[解説] 「つづうらうら」ともいいます。

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