日本歴史地名大系 「浄久寺」の解説 浄久寺じようきゆうじ 広島県:比婆郡西城町栗村浄久寺[現在地名]西城町栗西城川西方の山中にあり、三峰山と号し曹洞宗。本尊は聖観音。寺伝は天文三年(一五三四)創建というが、「芸藩通志」は永禄一〇年(一五六七)とする。久代(くしろ)(現東城町)から天文二年に大富(おおとみ)山に居城を移した宮高盛は、菅の徳雲(すげのとくうん)寺(現東城町)五世桂抱を開山とし、一族の菩提寺として建立した。しかし桂抱は自らを開山とせず、徳雲寺二世宗梅を開山とした。 浄久寺じようきゆうじ 鹿児島県:薩摩郡東郷町斧淵村浄久寺[現在地名]東郷町斧淵国道二六七号に沿い、東郷町の中心部に位置。等流山と号し、浄土真宗本願寺派。本尊は阿弥陀如来。明治九年(一八七六)九月真宗禁止が解除されると、同一一年三月当地に説教所が開設され、同一五年には本堂と庫裏が創設された。同二六年に現京都市下京区の北小路(きたこうじ)浄久寺(開基寛永一一年)を移設し、寺号を公称した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by