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海洋前線 かいようぜんせん oceanic front

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

海洋前線
かいようぜんせん
oceanic front

異なる水塊の間の不連続面をいう。前線の両側では,水温・塩分・水色・流速などが顕著に異なるため,気象学にならって名付けられた。一方,海洋独自の名称として潮境と呼ばれることがあり,海面に現れたものを潮目という。

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世界大百科事典 第2版の解説

かいようぜんせん【海洋前線 oceanic front】

密度が異なる水塊が互いに相接するとき,その接面付近では,密度は接面に垂直な方向に連続的に変化するが,特に変化の大きい層を面として取り扱い,海洋前面という。この海洋前面と海面との交線を海洋前線という。たとえば日本の三陸沖合の太平洋では,北側に親潮と呼ばれる水塊が,その南側に黒潮と呼ばれる水塊が存在し,両水塊では,水温,塩分,密度,プランクトン,海色などに大きな違いがあり,海洋前面が形成されている。実際の海洋構造をみると,上述した境界にある層は大変厚く,その層は,小さな水塊の入り混じりによって形成されている。

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世界大百科事典内の海洋前線の言及

【漁況】より

… 日本における漁況予測は1887年の水産予察調査に始まるとされるが,その後,海洋調査,漁場学的研究,漁況と海況との関係に関する研究が着々と進められ,今日の基礎を築いた。中でも〈魚群は潮目に集まる〉という北原多作の発見は,これを引き継いだ宇田道隆の潮目の研究により,〈海洋前線(潮境)は海洋生物の濃密に集まる水域を示し,そこには好漁場が形成され,通常海面に走る条目を現す潮目(収束線)がその指標となる〉というように拡張され,漁場開発に大きな貢献をした。 漁況予測は将来の漁獲量の予測であり,資源,環境,漁業の3者の予測を総合する必要があるが,漁業については管理可能であるので,ある状態(今年と同じとか)を仮定し,資源と環境という自然条件の予測を行う。…

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