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海震 かいしんsea shock; seaquake

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

海震
かいしん
sea shock; seaquake

船舶が海上で感じる地震。地震動音波となって海水を通して船に到達するので,震源地の真上付近の船が短い上下動として感じる。海震の激しいときは難破することがある。強さを示す海震階級がある。

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デジタル大辞泉の解説

かい‐しん【海震】

海上の船舶が感じる地震。地震波縦波となって伝わるため、短周期の上下動が激しい。

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百科事典マイペディアの解説

海震【かいしん】

海底下に震源を有する地震により海面に起こる振動。これは地殻内地震波動が海水中に縦波として伝わるもので,主として短周期の上下振動が卓越。航行中の船舶は急激な振動を感じ,激しい場合は難破することもある。

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海の事典の解説

海震

船舶が海上で感じる地震波動を海震という。海底の地震動が音波として海中を伝わってきたもので、短周期の上下動が卓越する。激しいときには船に被害を生じ ることがあるが、海震が感じられるのは、震源地の直上か、非常に近い海域に限られる。 (永田

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大辞林 第三版の解説

かいしん【海震】

海上で感じる地震。地震波が海底で鉛直に近い方向へと屈折し、海水中を縦波として伝わるので、震央付近を航行中の船舶はきわめて激しい上下動の衝撃を受ける。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

海震
かいしん

海上で航行中や操業中の船上で感じる地震。震源から海底下の岩を伝わってきた地震波が、岩と海水との地震波速度の違いから海底面で屈折して鉛直に近い角度で縦波として上ってくるもの。海水中の地震波の減衰は小さいので、大きな振動として船に伝わる。船内の人々には、海の波による揺れとはまったく違う短周期で非常に特別な振動として感じられる。地震が大きいほど、また震源が浅いほど強く感じられる。震源が海底下にある大地震、たとえば青森県沖におきた1968年(昭和43)の十勝沖(とかちおき)地震(マグニチュード7.9)などのときには、近くを航行中だった多くの船では、船のエンジンの重大な故障(スクリューを回している太いプロペラシャフトの折損)による振動と錯覚したといわれる。かつては海震によって船がばらばらになった例もあり、船の一部が破損した例は、日本でも外国でも古くからある。[島村英紀]
『日本造船学会海洋工学委員会性能部会編『超大型浮体構造物』(1955・成山堂書店)』

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世界大百科事典内の海震の言及

【地震】より

…海底の地震動は海水中にも伝わり,海上の船を振動させる。これが海震である。大地震のとき,地震波に含まれる長周期の成分に共振して,湖などの水がゆっくりと振動することがある。…

※「海震」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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