コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

海面更正 かいめんこうせい reduction of mean sea level

4件 の用語解説(海面更正の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

海面更正
かいめんこうせい
reduction of mean sea level

観測地点の直下に平均海水面を延長した面を仮想し,観測値を,この面上で起こるであろう値に換算すること。最も一般的に行なわれるのは,天気図を描く場合の気圧の海面更正である。海面から観測点までの気温と湿度の垂直分布がわかれば海面気圧はただちに計算できるが,普通は観測点の気圧,気温,湿度が測定されるのみであることから,実際の垂直分布に近いものを仮定して海面更正を行なう。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

かいめん‐こうせい〔‐カウセイ〕【海面更正】

気圧の観測値を、その地点直下の高度零メートル、すなわち平均海面での値に換算すること。高所ほど気圧は低いので、観測所の直下に海面を仮想して補正し、比較できるようにする。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

海面更正【かいめんこうせい】

気圧の観測値をその場所の直下に海面を延長した面での値に直すこと。気圧は高度によって異なるので,各地の観測値は同一の高度の値に換算し比較する。
→関連項目気圧

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

海面更正
かいめんこうせい

ある地点の気圧の値を平均海面上の値に換算すること。この場合の平均海面とは、長期間にわたって観測された潮汐(ちょうせき)や波浪などによる海面の高低の平均値で、通常東京湾の平均海面を標準とする。ある場所で測定した気圧の値は、その場所の高さに対応する値を示している。その場所の直下に海面があると仮想し、その場所の海抜高度分の高さの補正を測定値に加えること、これが海面更正である。
 たとえば、海抜高度の高い前橋(気象台で112.2メートル)と、低い東京(気象台で6.5メートル)で同時に測った気圧を比べてみると、海抜高度の差に相当する分およそ12ヘクトパスカルだけ前橋のほうがいつでも気圧が低い。地図に気圧のデータを記入して等圧線を書き、低気圧や高気圧の位置を求める場合、それでは困るので、海抜高度分の補正をそれぞれ前橋と東京のデータに施して、仮想的な直下の海面の値に直し、すなわち海面更正をして、地図に書き入れる。天気図に記入してある気圧の値はすべてこのように更正した値である。[大田正次]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の海面更正の言及

【気圧計】より

… 測定地点の高度が高くなれば気圧は低くなる。他の地点のデータと比較するためには,海面上の値に換算する必要がある(海面更正)。逆にある地点の気圧がわかれば,その地点の高度が求められる。…

※「海面更正」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

海面更正の関連キーワード高度世界時天頂標高基準面平均海面面を繋ぐフリーズフラクチャー法SMOW東京湾平均海水面

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone