日本歴史地名大系 「淀宿」の解説
淀宿
よどじゆく
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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東海道の宿駅(現,京都市伏見区)。古くから要地として知られる。1623年(元和9)淀藩が成立して城下町ともなった。淀川舟運の一翼をになう淀舟の拠点であり,宿内には過書船(かしょせん)の賃銭高札もあった。1843年(天保14)には町並東西14町57間余,人口2847人,家数836軒,うち旅籠屋16,定人馬100人100疋,うち定囲5人5疋・臨時御用囲25人15疋。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
…淀城は宇治川と木津川の合流する三角州に位置し,納所町との間の宇治川に淀小橋,美豆村との間の木津川に淀大橋が架けられ,伏見から淀城下を経て枚方(ひらかた)へ至る往還も確立された。 《東海道宿村大概帳》によると,淀宿は1369石余で,宿内町並は東西14町57間余,本陣も脇本陣もないが旅籠屋(はたごや)が16軒,宿建人馬は100人100疋の定めで人馬継問屋場は納所町にあった。助郷(すけごう)村は乙訓・久世両郡のうちの近隣17ヵ村で助郷高合計は7114石に上った。…
※「淀宿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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