減食(読み)ゲンショク

デジタル大辞泉 「減食」の意味・読み・例文・類語

げん‐しょく【減食】

[名](スル)
食事の量や回数を減らすこと。「減食して体重を落とす」
かつて刑務所などで、規律に違反した受刑者に科した懲罰一つで、7日以内の間、食糧分量を減らすこと。旧監獄法で規定されていたもので、現在は行われていない。
[類語]ダイエット減量節食シェープアップ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「減食」の意味・読み・例文・類語

げん‐しょく【減食】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 食事の量や回数をへらすこと。
    1. [初出の実例]「贔負(ひいき)の人や医師などが勧めて、少し減食(ゲンショク)したら宜からうと云ふけれど」(出典:社会観察万年筆(1914)〈松崎天民〉蛮カラ列伝)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐難一〕
  3. 囚人に対する懲罰の一つ。食糧の分量を七日以内減ずること。
    1. [初出の実例]「あれが俺達であって見ねエ、黙って減食五日と来る所だ」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android