湯滝(読み)ゆだき

精選版 日本国語大辞典 「湯滝」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐だき【湯滝】

  1. 〘 名詞 〙 温泉の湯を、滝のように作ったところから落としたもの。
    1. [初出の実例]「楼号を富士見楼と称し、貸席を兼ね、水滝、湯滝、噴水浴、海水浴を設け度旨、其筋へ出願せし処」(出典:東京日日新聞‐明治二一年(1888)一二月六日)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「湯滝」の意味・わかりやすい解説

湯滝
ゆだき

栃木県日光市の西部湯ノ湖排出口にかかる滝。三岳(みつだけ)の噴出によって湯(ゆ)川がせき止められて形成された。高さ70メートルの滝を毎秒約1トンの水が幅約25メートルいっぱいに流れ落ちる。滝左岸を遊歩道通り、湯ノ湖西岸を回って湯元に延びる。冬、滝下の観瀑台(かんばくだい)は雪の下に埋まる。

[平山光衛]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「湯滝」の意味・わかりやすい解説

湯滝
ゆたき

栃木県北西部,湯ノ湖の水が流れて三岳の溶岩岩壁にかかる滝。高さ約 45m。滝の水は湯川となって戦場ヶ原を流れる。滝壺に観瀑台があり,滝の東側を戦場ヶ原自然研究路が通じる。日光国立公園に属する。

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