湿っぽい(読み)シメッポイ

デジタル大辞泉 「湿っぽい」の意味・読み・例文・類語

しめっ‐ぽ・い【湿っぽい】

[形]
湿気が多く、じめじめしている。「乾ききらず―・い服」
気分が沈んでいる。陰気くさい。「―・い話」
[派生]しめっぽさ[名]
[類語](1じっとりじめじめじとじとしっとりしっぽりしとしとしとどじくじく/(2くさくさじめじめ辛気臭い

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精選版 日本国語大辞典 「湿っぽい」の意味・読み・例文・類語

しめっ‐ぽ・い【湿ぽい】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 ( 「ぽい」は接尾語 )
  2. しめりけがある。湿気があってじめじめしている。しっとりしている。
    1. [初出の実例]「見に行てしめっほく出る払蔵」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))
    2. 「踏む靴の底が、湿(シメ)っぽく思はれる」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一)
  3. 気分が沈んでいる。陰気くさい。
    1. [初出の実例]「部屋の中が、しめっぽい沈黙に陥りかけて」(出典:金(1926)〈宮嶋資夫〉五)

湿っぽいの派生語

しめっぽ‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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