デジタル大辞泉
「しっとり」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しっとり
- 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
- ① 湿気が軽く全体にいきわたっているさま、濡れ湿っているさまを表わす語。
- [初出の実例]「小雨がざっとふりたらば、〈略〉しっとりとして、よかるべき也」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)
- ② ゆっくりと落ち着いたさま、深く静まりかえっているさまを表わす語。また、よく整って安定しているさまを表わす語。じっとり。
- [初出の実例]「そのやうなことのしげい県を吾はようしっとりとをさめたと袁甫が云たぞ」(出典:玉塵抄(1563)二九)
- ③ しとやかなさま、しずかで落ち着いた味わいのあるさま、また、女性の、しずかな中にもうるおいやほのかな色っぽさがただよっているさまを表わす語。じっとり。
- [初出の実例]「男が求れば、女はしっとりとして応ぞ」(出典:土井本周易抄(1477)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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