じとじと(読み)ジトジト

デジタル大辞泉 「じとじと」の意味・読み・例文・類語

じと‐じと

[副](スル)不快なほどひどく湿気を含んでいるさま。じっとり。「長雨で畳がじとじと(と)している」
[形動]に同じ。「汗でじとじとなシャツ」
[類語]じめじめじっとり湿っぽいしっとりしっぽりしとしとしとどじくじく蒸し暑いむんむん暑い暑苦しい暑さ焼け付く蒸すむしむしするいきれ人いきれ草いきれ猛暑暑気酷暑極暑激暑厳暑炎暑大暑暑熱炎熱酷熱熱波温気うんき向暑残暑焦熱極熱灼熱しゃくねつむっと熱気蒸れる火照ほて暑中炎天油照り日照り日盛りかんかん照りじめつくうだる湿潤多湿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「じとじと」の意味・読み・例文・類語

じと‐じと

[1] 〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) ひどく湿気を帯びて不快なさま、また、濡れているさまを表わす語。じめじめ。じっとり。
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉続「何でもジトジト雨の降ってた厭な晩で御座いましたわね」
道程(1914)〈高村光太郎〉夏「夏になればじとじとと 梅雨にしめった夜具蒲団
[2] 〘形動〙 濡れているさま。湿気を含んで湿っているさま。
※桑の実(1913)〈鈴木三重吉〉一八「じとじとに濡れた袴を脱いで」

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