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潜水服 センスイフク

5件 の用語解説(潜水服の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

せんすい‐ふく【潜水服】

潜水するための特殊な服。兜式では潜水冠、ゴム製の服、鉛製の靴などからなる。潜水衣。→ウエットスーツドライスーツ

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

潜水服【せんすいふく】

潜水時にダイバーを冷たい水温やけがから守るための服。服と体の間に水が入るウェットスーツと,体が水に触れないドライ・スーツがある。水温が特に低い場合には,スーツと体の間(ドライ・スーツではアンダーウェア)に温水を通す方法がある。
→関連項目スキューバダイビング

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世界大百科事典 第2版の解説

せんすいふく【潜水服 diving suit】

ダイバーを冷たい水温,擦過傷,咬傷,あるいはその他の災害から保護するための被服をいう。大別してウェット・スーツとドライ・スーツがある。
[ウェット・スーツ]
 潜水服と体の間に水が入る形式のものをウェット・スーツと呼び,最も多く用いられる。ウェット・スーツにはパンツジャケットから成る分離型と一体型があり,そのほかに靴,手袋,フードベストなどを適宜用いる。素材としては,合成ゴムネオプレン(ポリクロロプレンの商品名)に窒素ガスが封入された微細な中空室を多数もたせ断熱効果を上げたもの(発泡ネオプレン)が用いられる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

潜水服
せんすいふく

水中作業を行うダイバーが、冷水による体温の喪失や外傷などを防ぐために装着する服。潜水服は、服の素材などの保温力によって体温の喪失を防ぐ保温服(ウェットスーツ、ドライスーツ)と、温水や電熱線によってダイバーを積極的に加温する加温服(温水式加温服、電気式加温服)とがある。
 ウェットスーツは肌がぬれる湿式で、独立気泡を含んだクロロプレン生地(きじ)で仕立てられ、この生地の保温力で体熱損失を防いでいる。しかし、潜るにしたがって増加する水圧により生地内の気泡が縮小するため、薄くなって保温力が低下する。また、体積も少なくなるので、浮力が少なくなってしまう欠点があるが、海女(あま)やレジャーを目的とするダイバーなどに広く使われている。ドライスーツは肌がぬれない乾式で、服内の空気の保温力で体熱損失を防いでいる。したがって、服内に空気層を確保するための厚地毛織物の下着を着る。しかしダイバーが水中で立つと、肩と足では0.1kg/cm2の圧力差が生じるので、空気が胸から上にたまり、腰から下は空気層が薄くなってスクイーズ(締め付け)ぎみになる欠点がある。ヘルメット潜水器のドレスはドライスーツの代表的なもので、ゴム引き布でつくられ、下着を着るとウェットスーツよりも保温力が高く、長時間の冷水作業にも耐えられる。また、スキューバダイビング(スクーバ潜水)のドライスーツとして、ボンベのガスを服内に注入し水圧の増加に対処する定容量ドライスーツがある。とくにウェットスーツ生地でつくられたものは保温力に優れ、南極など氷の下での潜水にも実績がある。
 加温服は深海潜水に使われる潜水服で、ヘリウムガスを使用する温水式加温服は、背中、胸、手、足に穴をあけたチューブを配管したウェットスーツに海水を温めて常時送水し、服内を35~40℃に温めているもので、深海潜水で広く使われている。これに対し電気式加温服は、電気毛布のように電熱線を身体各部に配線した電熱下着に通電して加温するもので、潜水船から出て作業するダイバーが使用する。
 なお、以上の潜水服とは異なる耐圧潜水服がある。硬式潜水器とよばれているもので、金属性の潜水服は大深度の耐圧能力があり、手・足の関節部は自由に曲げることができ、人間が中に入って大気圧状態で長時間潜水作業ができる。腕や脚部の関節部分は宇宙服の最新技術が採用され、水深600メートルまで潜水できる耐圧潜水服システムは米海軍で潜水艦の救助システムの一つとして配備されている。[山田 稔]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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