翻訳|diver
労働安全衛生法高気圧作業安全衛生規則の潜水士免許(国家資格)を取得し、水中で潜水具を使用して、港湾土木、サルベージ、水産物の収穫などに従事する者をいう。潜水士、潜水夫ともよばれる。ダイバーのおもな業務内容は、港湾建設、橋脚の基礎工事、サルベージ(沈船からの積み荷の回収、油の抜き取り、船体の引上げ、海底からの遺失物の捜索・回収など)、海底石油試掘の支援、石油生産プラットフォームやパイプラインの設置支援、これらの点検・修理、アワビなど水産物の収穫、定置網の点検・修理、学術調査のための水生動植物の分布・生態・資源量の調査、水中の考古学調査、水中写真・テレビの撮影、沈船からの人命救助、水中での軍事活動など、広い分野にわたる。
ダイバーは潜水作業会社のほかに、海上自衛隊、海上保安庁などに所属している。さらに業務の一環として潜水するダイバーは、スキューバダイビングのインストラクター、放送局、大学、海洋研究所、警察、消防庁などにもみられ、年間に200日潜水するダイバーから10日ほどにすぎないダイバーなどさまざまである。潜水の際、水深10メートルごとに1気圧ずつ増す水圧のため潜水病(潜水作業時にみられる減圧症)の危険があり、潜水病予防の知識をもたねばならない。このため、ダイバーの資格は、前述したように潜水士免許が必要である。ダイバーにはスキューバダイビング(スクーバ潜水)、ヘルメット潜水など圧縮空気を呼吸する一般のダイバーと、ヘリウムと酸素の混合ガスを呼吸して100メートル以深を潜る深海ダイバーとがあり、深く潜水するダイバーほど身体検査は厳しく、潜水に関する専門的知識が要求される。
[山田 稔]
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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